弥生雪

 やがて四月になろうかと言うこの時に、冬の最後の悪あがきの如くうっすらと雪が積もる。梅の花に絡む雪もまた見栄えの良いことだが、ここ数日少しばかりぬくい思いになれた肌は起きがけから鳥肌もので寒さと対峙している。

 ダラダラとすんなよっ、キッパリ立ち去れっ。と、心のうちはそんな叫びを天めがけ冬の驕慢を叱りつけている。そんな遣る瀬の無い弥生の空の下、ワシは吉川英治著作「新書太閤記(全十一巻)」を二百円で手に入れてホクホクであった(笑)

 吉川英治と言えば時代小説の大家でワシの好きな作家だが太閤記は初見だっ。寝食を忘れ今すでに九巻まで読み進んでいるが、この面白さは格別の幸福をもたらしている。所々、今の史実とは違うがそれを言うのは野暮というものだっ。歴史が解明されて行く途中の作品であればこその作者のイマジネーションの中に没することができる。久しぶりに良き本と出会ったので、この雪空に対してワシも少しは勘弁してやろうかと思えるようになった。

c0339627_08372104.jpg


[PR]
トラックバックURL : http://snakriding.exblog.jp/tb/23756644
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by よんばば at 2015-03-26 08:25 x
ええっ、この写真どうやって撮ったのですか?!
どこでこの眼光鋭いお猿さんと遭遇なさったのでしょう。
そしてまた強い視線にひるまずちゃんとシャッターを切れるライドさん、すごいです。
Commented by トビ at 2015-03-26 09:42 x
時を越えて太閤はんの怨念をはらむ現世のニホンザル・・・ちゅうくらい鋭い眼光ですね。しかし11巻で200円、ですか。こりゃまたお得ですね〜。
Commented by kiiro at 2015-03-26 11:40 x
この視線は!
中には太閤さんが入ってますね^^;
なんだか色んな事を見透かされている感じです

Commented by ride-t at 2015-03-27 19:41
こんばんは、よんばばさん。
これは動物園で撮りました。この猿がワシをずっと凝視してたのでこちらもレンズを向けたってわけですが、撮った後もずっと見てましたなぁ・・・何かを訴えたかったのか、餌をくれるおっさんと思ったのか(笑)

こんばんは、tobiさん。
温泉に浸かってる猿の愛嬌は無かったですが、それなりにいい顔をしてましたなぁ・・・威嚇の寸前って感じですかね(笑)
11巻で200円はラッキーでした(^―^) 次は安倍龍太郎さんを狙ってますよ!!

こんばんは、kiiroさん。
オランウータンとかゴリラとか、とかく彼らの視線の強さに人間は怯える時がありますよねっ・・・こいつをコーネリアスと呼んでもいいんじゃないでしょうかねぇ(笑)
by ride-t | 2015-03-25 08:39 | 図書室 | Trackback | Comments(4)

バイクとか写真とか介護などをして暮らすオッサンのブログ


by RIDE(ライド)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30