2015年 03月 25日 ( 1 )

弥生雪

 やがて四月になろうかと言うこの時に、冬の最後の悪あがきの如くうっすらと雪が積もる。梅の花に絡む雪もまた見栄えの良いことだが、ここ数日少しばかりぬくい思いになれた肌は起きがけから鳥肌もので寒さと対峙している。

 ダラダラとすんなよっ、キッパリ立ち去れっ。と、心のうちはそんな叫びを天めがけ冬の驕慢を叱りつけている。そんな遣る瀬の無い弥生の空の下、ワシは吉川英治著作「新書太閤記(全十一巻)」を二百円で手に入れてホクホクであった(笑)

 吉川英治と言えば時代小説の大家でワシの好きな作家だが太閤記は初見だっ。寝食を忘れ今すでに九巻まで読み進んでいるが、この面白さは格別の幸福をもたらしている。所々、今の史実とは違うがそれを言うのは野暮というものだっ。歴史が解明されて行く途中の作品であればこその作者のイマジネーションの中に没することができる。久しぶりに良き本と出会ったので、この雪空に対してワシも少しは勘弁してやろうかと思えるようになった。

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by ride-t | 2015-03-25 08:39 | 図書室 | Trackback | Comments(4)

バイクとか写真とか介護などをして暮らすオッサンのブログ


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