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弥生晦日

 気温20℃を超えた小春日和、おっかさんのベッドへと走ったワシはタオルケットやシーツや布団カバー等々を大量に引っぺがし数回に分けて洗い、そして全部外に干した。

 これです、これ。外に干せるってことが嬉しいんですなっ。室内でヒーターの風で乾かすような小賢しい真似をしなくていいんですなぁ(笑)

 太陽を浴びた洗濯物はものの半日で乾いてしまい、ベッドメークして完了。

 こーゆー事をやっていると充実感を否応なく感じるんですけれど、これじゃない感、つまり、ワシはこんなことでハイ状態になってても仕方がないのになぁと心の隅でチクリと針に刺されたような痛みを感じることもあんですわ。

 てなワケで、介護と仕事と家事の隙間を見つけたワシは今日バイクの初乗りに行ってきました。今年初の能登島往還でしたなぁ・・・ライディングハイです。てゆか、オイル漏れてるし、ずうっっっっと焦げ臭かったし・・・ダメじゃん(笑)

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by ride-t | 2015-03-31 20:14 | 二輪部 | Trackback | Comments(2)

春風

 日が昇ってから仕事場の窓を開け放ち空気を入れ替えた。冷たい粒子が部屋を蹂躙しワシの呼吸で生温かくなっていた空気は外へと飛び出していった。

 しばらく窓は開けたままに、ワシはキッチンと洗濯場でひと仕事をする。やがておっかさんを起こし服を決め朝げを並べてからデイサービスの用意と薬を整える。今日はおっかさんの風呂の日だっ・・・おっかさんは風呂嫌いで頑固に拒否するらしいので入れるのはかなり忍耐が必要ですと、笑いながらスタッフさんがよく言う・・・先月は5勝3敗だったらしい(笑)ワシはそんなシーンを思い浮かべながらおっさかんの着替えをバッグに入れた。

 小一時間ほどしてから部屋に戻ると室内はぬくい風を受けたらしくヒーターは必要なかった。

 ワシがその暖かな空気に包まれた瞬間、身体の奥に疼く乾いた衝動が突き上げてバイクへと誘われた。先月エンジンをかけようとしたがオイルが硬かったのかエンジンはかからずじまいだったので今回はドキドキものだった。数回セルを回したがボスボス言うだけでエンジンはかからず。ワシはバッテリーが上がらないうちにエンジンをかけたくてもう少し気温が上がるまで待つ事にした。その間、二ヶ月ぶりにバイク屋に足を運びスタッドレス交換やらパルちゃんと遊んだりして過ごし、昼ちょっと前に帰りまたバイクの始動に挑戦!!

 今度は十回目でやっとエンジンがかかりあの懐かしいサウンドが豪勢に町内に鳴り響いた。約四ヶ月ぶりの咆哮だっ。これで今年もいよいよシーズンが始まったと言っていいだろう。ワシはバイクで近所を一周してから汚れをふき取って仕事場へと戻った・・・巨人ボロ負けじゃんか、どーしたよ!!

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by ride-t | 2015-03-28 18:38 | 二輪部 | Trackback | Comments(0)

弥生雪

 やがて四月になろうかと言うこの時に、冬の最後の悪あがきの如くうっすらと雪が積もる。梅の花に絡む雪もまた見栄えの良いことだが、ここ数日少しばかりぬくい思いになれた肌は起きがけから鳥肌もので寒さと対峙している。

 ダラダラとすんなよっ、キッパリ立ち去れっ。と、心のうちはそんな叫びを天めがけ冬の驕慢を叱りつけている。そんな遣る瀬の無い弥生の空の下、ワシは吉川英治著作「新書太閤記(全十一巻)」を二百円で手に入れてホクホクであった(笑)

 吉川英治と言えば時代小説の大家でワシの好きな作家だが太閤記は初見だっ。寝食を忘れ今すでに九巻まで読み進んでいるが、この面白さは格別の幸福をもたらしている。所々、今の史実とは違うがそれを言うのは野暮というものだっ。歴史が解明されて行く途中の作品であればこその作者のイマジネーションの中に没することができる。久しぶりに良き本と出会ったので、この雪空に対してワシも少しは勘弁してやろうかと思えるようになった。

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by ride-t | 2015-03-25 08:39 | 図書室 | Trackback | Comments(4)

書き留める日常

 最近のおっかさんが始終やっていることのひとつに ”今現在の状況” をノートに書くというのがあって、これは自分の病「認知症」を自覚し記憶力の低下に危機感を抱いた末のことなのかどーなのかワシにはわからんが、とにかくノートとペンの消費がすごい。

 ちょうど、小説家が目に入る総ての事象を活字にしていくのと近いかと思う。

 ノートに書きなぐった ”今現在” はテレビの内容から食べ物、温度、気候など目に入った情報のほとんどが書かれてあるのだが、ものの数分でノートは丁寧に切り取られて真新しいページにまた今現在を書くといった感じ。なので終日のゴミ箱には大量のページが捨てられている。

 スーパー帰り、百均でノートとペンを買い込んでくるのが日常になっているのだが、文字を書くことはかなり頭にもいいことなので生きる方向としてはとても良いのではないかと推察する。

 しかし、おっかさんが書く文字の上手さと漢字率の高さには脱帽する。ワシの知らない漢字がすらすら出てくるあたり、さすが書道家だっただけあるなぁと感心しきりだっ。ノートだけを見ると誰もおっかさんを認知症とは思わないだろうなぁ。

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by ride-t | 2015-03-23 10:28 | 介護課 | Trackback | Comments(2)

庭の梅

 今週あたま、庭の梅が咲いていたのを見つけた。いつもならばすぐさま庭に出てカメラを構えレンズをあれこれと変えながら撮りまくっているのだが、今季はどーにも気が乗らないばかりかカメラを触る気も失せていた。

 本来ならば庭の大掛かりな掃除をしないと家主の面目というものが失われるぐらい荒れているのだが、ワシはそーゆー世間の視線をまったく気にしないので荒れたままにしてある。

 がっ、数本の樹が虫食いによって腐っていた。ショックだっ、以前家のシロアリ駆除をしたのに庭からまた攻められるのかよ、ガッカリだ。アリクイのレンタルってあんのかねぇ。

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by ride-t | 2015-03-21 09:27 | 家庭科 | Trackback | Comments(2)

思惑のベクトル調整

 北陸新幹線が開通して富山県内も盛り上がっとるけど、観光の美味しいところを金沢にさらわれとるわ(笑)

 メディアで取り上げる地域情報で最も多いのが金沢で富山県は素通りされているコンテンツが多い。形としては、金沢VS富山県全体となっとるのが笑っちまう。なんかこう「金沢」って言うビッグネームに負けてんだよなぁ。たった一個の街だぜっ、富山県全体でまとまれば巧く出来るのになぁ・・・。

 富山県は観光客を寄せる材料は金沢より多いのに魅力的に見せるやり方が下手。とりあえず、県の思惑と現実のギャップを埋めることが急務ですかね。

 ワシもテレビ観てて「嗚呼、金沢楽しそう~、よし、暖かくなったら原チャリで行こうっ!!」と思ったよ(笑)まぁとりあえず開通はめでたいことですよ、ワシが子供の頃から叫ばれ続けてきたことなんだから北陸新幹線ってシロモノは。

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by ride-t | 2015-03-16 21:26 | 富山県 | Trackback | Comments(2)

漫画キャンペーン

 アマゾンのKindleキャンペーンでコミック一冊(初巻)が無料でダウンロードできる期間がある。ワシはその期間中にごっそりとコミックを落とし片っ端から読みあさり、つまらぬと感じたものは削除し面白いと感じたものは第2巻を購入することがある。

 最近面白いと思ったのが「昭和元禄落語心中(雲田はるこ著作)」と「そば屋幻庵(梶研吾&かどたひろし)」この二冊だった。落語の話と江戸時代捕物帳の漫画なのだがとても良くできている。最近の漫画雑誌はエロばっかしのペラペラな内容ばかりなのでこうしたしっかりとしたシナリオが絵になっている漫画に出会うと嬉しくなってしまう。

 さとて、この二冊追いかけるかどーか、Kindleは古本がないから単価が高いんだよなぁ・・・ここが思案のしどころよのぅ。

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by ride-t | 2015-03-13 19:41 | 図書室 | Trackback | Comments(0)

アイスバーンの表面

 深夜のアイスバーンをぼんやりと眺めていると、風に乗った微細な雪が波を立てて路面を流れていくのがとても美しかった。ちょうど砂丘に浮かぶ風紋のような感じで目に映ったが、車が通るたびに荒らされる路面が瞬時にまっさらな白いキャンパスになっていくのは見事だった。

 雪が降るというのではなく、風にあおられて雪が路面に叩きつけられているような感じだっ。

 猛吹雪の中、ワシはコンビニまで医療費控除の領収書を貼り付けるための ”糊” を買いに来たわけだが、なにもこんな猛吹雪の深夜に買わなくてもと思いつつも、家の前に出た瞬間に「嗚呼、美しい文様が路面に現れては消えていく、すごいっ、飽きるまで見ていたい」と感じてしまったので仕方がない。

 しばらく路面を眺めて悦に浸っていたワシはコンビニで糊と歌舞伎揚げを買って帰った・・・歌舞伎揚げは関西ではぼんち揚げと言うらしい。

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by ride-t | 2015-03-11 00:03 | 富山県 | Trackback | Comments(2)

被写体

 数刻後には消え去っている光の存在をまず目が見つけ次いで心が引き寄せられる。そしてカメラと言う器の中に入り込んだ光りがワシのイメージとシンクロして外界に放出される事によってだけ被写体はここで知られる事になる。

 未来永劫、今のこの光に照らされた被写体は見る事が出来ないのだ。

 被写体に注がれる日光も輪郭を揺らす優しい風も濃密な空間に浮かび上がる今だけこの様子が留まってそこに在る。そんな情景の一切がワシの身体の中に入りカメラの中に入りネットの中にも入り込む様は、まるでイメージが感染して行くような印象を持ってしまう。

 ネットに載った被写体を眺めているとまったく淡々と視ていた単なる風景だったはずの撮影時のあの寒々とした鋭角な空気感と、埃にまみれた道端の残雪や背中を丸めて足早に行く中年女性や喫茶店の中から窓ガラスを通して外の冷たさに愛想を尽かしている初老の客の目や、ブロック塀の影からワシを伺っている野良猫などが突然に親しみを持って現れ、実はそれらは町の一部であり同じ生活空間に暮らすワシの一部でも有りうるのだと納得させられてしまう。

 そしてそれらは実はとても美しいのだと知る事になる。

 すると淡い情熱を薄々と感じ、次はそんなようなスナップを撮ってみたいと痛烈に思ってしまう。ワシはそんなことの繰り返しで被写体を得ていたのではないかと思う。このような事があるとあの時、感情の一切合切が無くなってしまった方がどれだけ生きやすいかと言い放ったのを恥じ入り赤面してしまうのだが、感じられる事の破廉恥さを喜ぶべきなのだなぁと思った。

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by ride-t | 2015-03-08 10:23 | 写真部 | Trackback | Comments(2)

意志の力

 おっかさんがまだ認知症になる前によくワシに「だんだん歳をとっていくと未来という言葉が忌まわしい響きに聞こえてしまう」などと溢してたんですわ。

 結局のところ人間にはどーしようもないサイクルでありワシらはその中で生きているのだから、言わば「死も生の内にある」を理解して人生を経験するしかないのだなぁとワシの中で落とし前をつけてはいる。ものの・・・。

 ふと、おっかさんが歳をとっていくたびに死に近づいていくあの恐怖から逃れるために意志の力が働いて自ら認知症になったのではないのかって思ったり。だとしたら壮大な脳みその仕掛けに唸るしかないなぁと、なんとなく今が幸せそうなおっかさんを見ててそう思いましたのさ。

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by ride-t | 2015-03-05 19:55 | 介護課 | Trackback | Comments(2)

バイクとか写真とか介護などをして暮らすオッサンのブログ


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