2017年 11月 28日 ( 1 )

闇夜のヘヴィロック

 午前六時はまだ暗い闇で覆われている。ワシは目を慣らす為にしばらく目を閉じて足腰の筋肉をほぐした。

 夏場だと五時にはウォーキングしていたが、この時期は六時がスタートになる。

 目が慣れた頃、街灯がある道から全く灯りの無い道、河川敷の遊歩道へと入った。ここは暗闇がより一層深く背後から何かに襲われたらおそらくアウトだろう。闇は背後に忍ぶ気配すら消してしまうのだ。

 ワシはもう一度目を閉じ慣れさせた。やがて目もこの漆黒に慣れて薄ぼんやりと道筋だけは見えるようになった。遠くの立山の稜線だけははっきり見えるのがなんだか安心させる。

 針の先のような鋭角な風が頬に当たる。寒さは容赦なく突き刺さってくる。ワシはネックウォーマーを鼻まで引き上げてからフードをかぶった。

 集中して、キーンとした空気の中を独り歩く。すると頭の中に流れる雑多な事や疑問の答えが瞬時に浮かぶようになってくる。脳内でエンドルフィンがドバドバ出てるウォーキングハイ現象なのかとも思った事があったが、これはちょっと違うような気がした。その正体は未だ分からず。

 遊歩道の輪郭がうっすらと見えるようになってからウォーキングのスピードは増す。そして、立山のシルエットに凹凸が見え始めた頃、ワシは帰路に着いた。

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by ride-t | 2017-11-28 07:40 | ちょい哲 | Trackback | Comments(2)

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