カテゴリ:ちょい哲( 56 )

青空

 オカンが息を引き取った日の空は見事な快晴で、ワシは病院のベッドの上に眠るオカンと外に広がる空を交互に眺めながらしばらく佇んでいた。

 20日早朝、ワシは病院からの電話ですぐに走った。ワシが病室に入った時、オカンの心電図はまだ波を打っていたので少しは安心したのを覚えている。ところがワシが病室に入って1分もしないうちに心臓は止まった。心電図には波を打た無いまっすぐな横線がずっと続いていた。「あー、死んだわオカン」

 ワシは外の青空が眩しくて、窓際に寄り、視界の果てまで広がる青色の中に意識を重ねていたように思う。

 葬儀は市内で初めての「小さな家族葬」をした。こじんまりとしたものだったがとても良き儀式だったと親戚筋、葬儀屋、その他スタッフに言われた。当然だっ、葬儀の無駄を省いたワシが喪主なのだからなぁ!

 ワシの介護生活が終わった。それで自由になったわけでもない。亡くなった家族の影は生涯ワシと共に生きていくのだ。肉体は無いがその魂が側に居ると思いながら、感じつつ生きていく事が最も自然な人生なのだろう。

 合掌!! オカン、お疲れっ!!

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オカンが息を引き取った数分後の空


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by ride-t | 2018-05-23 00:40 | ちょい哲 | Trackback | Comments(8)

考察

 その昔、人は見た目が10割と言ううたい文句の本があった。当時そのタイトルは当たっていると思っていたが、歳をとるにつれズレが生じてきた。見た目で判断して痛い目に会う回数が増えたからだ(笑)

 人の魅力はやはり中身なのだっ、人間の肉をまとったその中の人がその人の魅力であるなぁとつくづく感じる。さらに言えば、人は話してみないと分からないものだ。己の推測や間違った情報による思い込みは敵である。

 実は、こないだ見た目が最悪な人と話す機会があって、話していくうちにその魅力に圧倒されてしまった。見た目で目を伏せていた事を恥じるばかりだっ。やっぱ人はコミュニケーションが取れない事には何も始まらないなぁ。そーゆー意味ではトランプ大統領は有能な奴なのだなぁ・・・不本意だけど(笑)

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だいつっ・・・撮影、まぁちゃん


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by ride-t | 2018-05-13 02:43 | ちょい哲 | Trackback | Comments(0)

弥生晦日

「どーしよう、ヤバイヤバイ、明日のエイプリルフールの嘘が全然思いつかない。困った困った。みんなきっとすげー楽しい嘘で飾るんだろうなぁ、あーあー盛り上がるのに」

 などと、SNS等々に日常を乗っ取られてる気の毒な人達は思ってんだろうなぁ(笑)

 インスタ映えする嘘を作る人達は世界中に存在する。そして社会のある部分を破壊し狭くしてしまった事に無神経で居る。いろんなシーンで「面白い」事がつまらなくなってしまったのもSNSの仕業。これからもっと白けた社会になっていくのは明白だっ。

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公園内はまだまだだったけど、ここだけ満開


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by ride-t | 2018-03-31 03:20 | ちょい哲 | Trackback | Comments(2)

ダンディズム

 エスプレッソはデミタスカップの耳を親指と中指、人さし指で軽やかに掴み薬指と小指をチャーミングに立てて啜るように舐めるように飲む。

 出来るならば、一連の動作に優雅さを醸し出す為に薬指と小指は美しく湾曲させ、カップをひねるようにグリップを効かせると尚よろし。ちょうど、仕事帰りのオッサンが同寮にぐい飲みを真似て「一盃やっか」と言う仕草とグリップ動作が同じである。

 ワシはマグカップに入れ少し冷してから味わう・・・圧倒的な猫舌なのだ。なのに熱いのが好き(笑)今日も美味しい珈琲をいただきました、ダンケ。

 たとえガキに笑われようと世間に気持ち悪がられようと小指を立てて珈琲を飲むのがオッサン流。それが孤高のオッサンが誇るダンディズムであると信じる・・・うそ。

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再掲載・バイク屋にキープしてあるワシのマグカップ




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by ride-t | 2018-03-27 10:52 | ちょい哲 | Trackback | Comments(0)

 壁の裂け目が立てに伸びている。その裂け目を凝視する事数分、まるで草書書きの文字のように見えて来た。ワシはそれがサイン(啓示)だと感じだ。

 しかし読み取ろうと必死に喰らいつくがその裂け目の文字は絵のように見えたり模様のように見えたりして文字の認識を超えてしまう。

 やがてワシは瞬きを高速で行う事によって反転した色彩の中にくっきり浮かぶ文字を見つけた。これだっ、これがサインなのだっ。ワシは少し喜んだ。ところが、その文字を追いかけると一瞬で消えてしまう。瞼の中のどこかにあるのはわかっているのだが捉える事ができない。

 瞼の裏側には宇宙があった。

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by ride-t | 2018-03-24 03:19 | ちょい哲 | Trackback | Comments(0)

ボーダーライン

 ワシにはバイクに乗るためのライン(条件)があって、それは気温が10℃以上である事と晴れている事。でっ、来週から気温10℃ベースが続く。これでワシの春突入である。みたいな事を毎年この時期に書いている。

 思えば、ワシの日常には様々なラインがある。これは個人的なルールでもあり自分で決めて縛られているワケだが、ある意味これがタガになっているおかげで暴走しなくて済んでいる。

 そのラインの境界線、つまりボーダーライン上に大量に物事があり、それらが歳とともにラインのこっち側かあっち側に整理されて行く。そして生活がどんどんシンプルになって行く。

 物事が単純明快だった十代、二十代のせっかくの楽しさを、どんどん複雑にしてしまった三十代、四十代の功罪をかき消すように今を生きるのが面白いなぁとつくづく。

 ラインのあっち側に過去を突き落として生きるコトの楽しさが自らを裏切る最大の快楽につながっている。だからボーダーラインというのは魔でもあるなぁと思う。

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by ride-t | 2018-03-09 01:31 | ちょい哲 | Trackback | Comments(0)

不燃物

 そろそろ不燃物の日なのでまとめた。

 その中にMacOSのCDが数枚ある。分類プラスチックゴミの中にOS9と関係ソフトを入れた。宛名職人、フォトショ、IM、イージーワードなどなど。当時は全部CDからインストールしていたが今は全てネットからだっ。

 いつからOSやソフトのCDが無くなったんだろう。ワシらは時代の流れを忠実に体験してきたなぁ。さらに思えば、ワシは随分未来に来たなぁとつくづく。

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by ride-t | 2018-03-04 03:55 | ちょい哲 | Trackback | Comments(0)

如月ついたち

 初詣からもうひと月経ったのに時間が流れた実感が無い。最近特に現実感が感じられ無いことが多くてまるで胡蝶の夢のような感じだ。

 たまたまアマゾンのオリジナル番組を観ていたら夢の中の自分とリアルな自分との真実の相違に苦しむ、かなり濃いSF的な話が面白かった。まぁ原作はフィリップKディックなので当たり前だが、そんなディックが書き下ろしたような日常がなんかこう、楽しいというか面白い。

 ワシの身の回りに起こるシンクロニシティの多発が何を意味するのか分からないが、ワシの深層意識がそれを望んだ結果だと解釈している。そんなSFチックな日常を送っているのに、その割にはワシは幽霊もUFOもまだ見てない事がなんか悔しい(笑)

 という事で、二月はまったりとSFに浸かろうかと思う。

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セブ島でくつろぐ姪っ子2号の膝小僧か
こーゆーヒザを見ると指でもわわあああんとしてやりたくなるのう(笑)



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by ride-t | 2018-02-01 04:01 | ちょい哲 | Trackback | Comments(0)

 ワシの財布に紐なんかはないのだが、年末が超赤字だったので今年に入ってからきつく締め直している。

 去年まで灯油は家に設置してある200リットルタンクに入れてもらっていたが配達料金が異様に高いなぁと感じたので自分でポリタンクに入れに行っている。実際リッター当り40円も安いのでワシの労力とスタンドまでのガス代均等々差し引いても余りある。

 ドラッグストアもクレカポイントかストアーだけで使えるポイントかで迷うところだが(笑)クレカポイントの方が使い勝手があるので24時間態勢のストアーに変えた。ワシは病院からの処方せんがバカみたいにあるので高額を支払っている。それがポイントに丸々入るとかなりおいしくなるのだ。

 と言う事で、みみっちいオッサンとして生きる事が未来に繋がるなぁとつくづく感じる今日この頃であった。いや、日常の中にある無駄ってものすごーく多いんだなぁって考えさせられてる次第ですわ。

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by ride-t | 2018-01-17 05:30 | ちょい哲 | Trackback | Comments(0)

巨星の消失

 後にも先にもワシが崇拝している唯ひとりの作家「狩撫麻礼」他にも色々なペンネームを使って活躍していたが、亡くなったとの号外報告をさっき貰った。嗚呼~なんてこったぁー、なんか身体がワナワナと震えるわ。ワシより15歳くらい上だったかと思うが、まだ若いんだよなぁ。はぁー、まったく言葉もないです。天才とはつくづく短命なんだよなぁ・・・なんかこないだもベビーメタルのバックバンドのギタリストが若くして亡くなったと聞いたばかりなのに・・・う〜ん、生き物はみんな死ぬんだけど、なんだかなぁって感じです。

 合掌。

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by ride-t | 2018-01-16 05:27 | ちょい哲 | Trackback | Comments(0)

バイクと写真と散歩と音楽を愛し、介護などをして暮らすオッサンのブログです


by 高岡ライド
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