土曜日は宗ちゃんの三回忌。もぅ三回忌かぁ、早いのう。
でだっ、姉の家で、ほぼ親族だけで、普段着で、香典なしで、みんなでワイワイと供養をする事になっていたので行ってきた。
雨が降りそうだったけれどバイクで行ってきた。バイク乗って無いし、ワシはお盆明けまで仕事が切れなくて休みなしなので、ここぞとばかりにバイクに乗ったが近距離なのですぐに着く。すげー中途半端(笑)
みなさん、ご近所さん、爆音響かせてスンマセンねぇ・・・久しぶりにエンジンかかったからバックファイヤー凄かったわなんか。
てな事で、宗ちゃんの供養はイケメンチャラ男風の坊さんがお経を読み始め流れるように始まり滞りなく終わった。この坊さんと姪っ子2号は同級生。そしてワシの高校時代の同級生も宗ちゃんの友達としてやって来ていた・・・面白い繋がりだよなぁ。で、彼に百円借りたワシ・・・多分返さない予感が(笑)
そして家の中には犬が4匹・・・この家系はみんな犬派なのだよ。ワシはあくまで猫が好き(笑)でっ、写真が一つも無いのでまったく関係の無い写真を載せておく。という事でワシはまだ自分ちの墓すら行って無いわ・・・明日かなぁ時間が取れそうなのは。

もう半月もすると来年になってしまいますなぁ、なんだか今年は異様に早かったし、年末になると時間のスピードが加速してるし。体感スピードが夏とは違う!! と言う事で今年を総括してみようかなぁと色々思い出したのですが、やっぱ宗ちゃんの事が一番大きくて実はまだ実感していないんですわワシ。
玄関の戸を開けていつものようにニカッと微笑みながら入ってくるような気がしてならないんですなっ・・・遠い昔、姉と宗ちゃんが結婚した時にワシが宗ちゃんに「本当に姉でいいんですか・・・そうですか、他に選択肢はなかったんですね、お気の毒さまです」などと冗談を飛ばしてましたなぁ・・・古い記憶ですわ。
あと、今年始めた事「LINE」
基本ワシはガラケーから変える気がないので無縁のモノでしたがiPodtouchを買った事によってLINEが出来るようになったんですなっ。そんな頻繁ではないですが、家族間、同級生間、バイク屋と3つのグループで情報交換をしてますわ。
これ有用です、使い方を間違えなければこのツールはメールより断然利便性が高くて経済的ですね。にしても世界的にスマホ依存度が高すぎて気持ち悪いですわ。観光地に行っても見てるのはスマホの画面ばっか・・・こーゆーバカが多いんですなっ(爆)
では、総括・・・今年も去年となんら変わらずと思っていたのですが、おっかさんの認知具合が加速しててこの先が怖いですわ・・・一周して元に戻らんもんかのぅ、段々人間離れしてきたわ。

さとて、まだ尾を引きずってんですが総括すればワシにしてはよく涙をこぼした儀式でしたなぁ。それと、今までとあるシーンで会ってはいたものの殆ど話す機会がなかった親戚とちゃんとコミュニケーションがとれた事がとても良かったですわ。
宗ちゃんの弟さんとその奥さんですが、ワシの偏見なんですけど弟さんは俳優の大門正明さん(最近の感じ)にクリソツで、大門さんの若い頃が宗ちゃんと良く似てると思ったり。そして奥さんがこのブログを読んでてくださってると言う。これから迂闊な事は書けないなぁ・・・ウソ(笑)読んでもらって感謝です!!
姉にも言ったんですがこれがまた非常に可愛らしい奥さんで、ワシが言うのもナンですがあんな嫁さんだったらワシはバツイチにはならなかったろうなぁ。いや、人の嫁さんを口説いてるみたいでアレですが(笑)
まぁそんな感じで親戚関係がギュッと凝縮したような、今までより近くなったようなお土産をもらって帰りましたなぁ。まぁ ”宗ちゃん” についてまだまだ書きたいことはあるんですが、ブログのカテゴリーに「宗ちゃん」を作りましたわ。彼から伝えられたこと、伝えたかったこと、これから色々書いてみますわ。

ワシは、実のところ嫌らしく重箱の隅をつつきながら指を滑らせ溜まったホコリに眉間のシワが険しくよる小姑のような性格をしとる。ただし、その嫌らしさの中に生来のユーモラスなエッセンスが入っとると信じとる。だから未だに刺される事もなく生きているのだなぁ、ファッファッファッ(笑)
さとて、では採点。
姉のダンナの葬儀は近年稀に見る素晴らしい儀式だった。その最大のファクターは、訪れた人の全てが本気で故人を偲び、心から弔っていたからだっ。付き合いで来ましたとか、仕事上の都合でとか、知り合いだから仕方なくなどの薄い人間性を持った人たちは皆無だった。皆が宗ちゃんを想いその元気な姿をイメージして涙し、式場一体となって慈愛に満ちていた事にワシも完全に包まれて、良き儀式に参列出来て喜ばしかった。これも皆、宗ちゃんの人徳である。
姉のスピーチも通夜、葬儀供に良くて中々聴かせてくれたし、ボーズの声がまた素晴らしかったので、お経がワシの身体にしっかりと絡みついてきた。キアヌ・リーブス主演映画「リトルブッダ」の中で見せた、大勢のチベット僧侶が一斉に発声する読経ほど美しいものはないなぁと思っているワシに、昨夜のお経は感心させた。
と言う事で、完全俯瞰視線のワシが心から「良き儀式」であったなぁと愛に満たされて帰宅した事に、改めてワシらは良き出会いが次々と起こっているのだなぁと身を震わせましたわ。その出会いの真ん中に宗ちゃんがにこやかに微笑んでいるんですわ。それはこの先もずっと続くんですなっ・・・感謝!!

彼の口から人の悪口を聞いた事がない。世話好きで、様々なシーンで人から愛されていた。ワシ自身も、ワシんちにも事あるごとに手助けしてくれて頼りになった。あんなに魂の綺麗な人間はそうそう居ないとワシは思う。だから、ワシは天を恨むのだっ。
彼はワシの姉のダンナで、今朝ソースへ旅立った。享年58歳、若すぎる旅立ちだ。
ワシが尊敬する数少ない人だったから正直なところワシの父が亡くなった時より悲しさが大きい・・・本当に心に穴が空いた感じだ。今後はワシが姉の婚家を出来る範囲でサポートしようと思う・・・恩返しでもある。
別れって言うのは、現象は頭で理解してても心が追い付かなくて、感情の線が幾重にも絡んで自分自身が今の心を見失う時があるなぁ。元気な時の彼が浮かんでは消え・・・その繰り返しで今日を終わりそうだ。幽霊でもいいからもう一度会いたいです、まだ伝えたい事がいっぱいあるのに。
彼の、病魔と戦う姿を見て、ワシもガンバル事が出来ています。今までありがとう!!・・・お疲れさまでした宗ちゃん。

昨夜、姉の家に風呂をもらいに行ってきた。
ワシがガキん頃は風呂のある家が少なくて「風呂をもらう」と言い、よその家の風呂に入って来ることがよくあった。銭湯もあちこちにあって、ワシんちの町内の銭湯は二階建てで、上で涼んだり将棋をしてたり、アイス食ったり、雑談してたり・・・年代関係なくみんなのコミュニケーションの場だった。それは江戸時代から続く日本的良心のコミュニティだろう。
姉ンちの風呂はワシの巨体がスッポリ入り寝られる程大きなもので、ワシはすっかりリラックス出来た。ワシにとって横になれる風呂は、昔通ったラブホ以来だっ・・・ちなみにそこはラドン温泉だった(笑)
と言うことで、心身ともにリラックスして日頃の愚痴もてんこ盛りに聞いてもらって姉とダンナには申し訳ないが、ワシには良き晩でしたなぁ。
